トランスバータの周波数を外部信号に同期させる実験



CT1DMKが発表した reflock を実験してみないか?と、2004年1月のMWACのミーティングでJG1QGF種村OMに持ちかけられたのが切っ掛け。
これは、無線機(特にトランスバータ)の局発を、外部信号(GPSなどから作った正確な周波数の信号)にロックさせるものです。

2004年の土日はこればかりやってました。




1.reflockの製作
JA7AVQ田村OMがreflockの生板を手配してくださり、製作・実験をしました。


問題点
(1)入力アンプが不安定。試作した物は120MHzあたりで発振寸前の様で極端に感度が高くなっている。電源投入直後と暖まった後では感度が変化している。
(2)マキ電機のUTVシリーズに使う場合
・入力にバッファが必要。
・CPLDの再設定が必要。
・同調電圧範囲が狭い。
など修正箇所が多くなりました。


中央がreflock基板。入力バッファとオペアンプの追加が必要でした。

2.Solilock(Version1)の製作
reflockをそのままUTVシリーズに使える見込みがないことが分かりましたので、JA向けの修正を加えた回路を作ることにしました。
修正ポイント
(1)入力部分を増幅器と波形整形器から構成して最適化した。
(2)CPLDのプログラムを新規開発した。
(3)ループフィルタをオペアンプを使う回路に変更した。
reflockに似たような回路ですが、結局全くの別物になりましたのであらたに名前を考えsolilockとしました。

回路図

CPLDソース

続く