Solilock Configurator

Solilock-G用の設定プログラム Solilock Configuratorも作りました。

Solilock-Gには、分周比が整数比でパルススワロー方式のType1と、分数比になるType2があります。
このコンフィギュレータは、とりあえずType1用です。


目的の周波数(ここでは4480MHz)、逓倍数(直接発振なので1)、基準信号の周波数(100MHz)を入力し、
「serch」ボタンをクリックすると ↓


PLLのカウンターの設定値、位相比較周波数、PLL ICのレジスタの値を計算して表示します。

PCとSolilock-Gを接続しておけば、ここで計算した結果をSolilock-Gに転送し、目的の周波数での動作が可能になります。
Solilock-Gには8ch分の設定を書き込んでおけます。トランスバータ等の局発では親機の周波数範囲の狭さを補えます。

PCとSolilock-Gの接続は↓の様な回路を使います。




Solilock Configratorは、自作PLLの分周比の計算にも使えます。

上の図は、5840MHzの信号を435MHzに変換するコンバータの局発の計算をしてみました。
ターゲットは、VHFの水晶を原発振にして逓倍によって目的の周波数を発生させるものです。
目的の周波数(5405MHz)、逓倍数(48逓倍)、基準信号の周波数(10MHz)を入力しserchボタンを押すと
PLLのカウンタの分周比、位相比較周波数が求められます。

Solilock-G用コンフィギュレータをダウンロードする。


Solilock3


Solilock ver.3は、PLLの分周比などの設定データをマイコン(MSP430F1121A)に内蔵のフラッシュメモリに記憶してあります。
このマイコンのメモリを書き換えることでPLLの設定を変更出来ます。
Solilock Configurator (slconfig.exe) は、Windowsパソコンからマイコンメモリを書き換えるプログラムです。




必要なlocal周波数(MHz)、逓倍数(逓倍しないときは1)、基準信号の周波数(MHz),位相比較器の設定を選んで「Ratio Finder」のボタンを押すと分周比を探して候補を表示します。同時にPLL ICの設定データも求めます。
writeボタンを押すとSolilock3のマイコン(MSP430F1121A)のフラッシュメモリにデータを書き込みます。





ダウンロードしたプログラムを解凍して適当なフォルダーにコピーしてください。フォルダーには、前回起動時の設定データか自動的に書き込まれます。


Solilock Configurator (slconfig.exe)をダウンロードする



判っている問題点
(1)Solilock3が接続されていないときに「write」ボタンを押すと応答が無くなることがある。


プログラムについて

開発はDelphi5で行いました。エラーチェックなどは大幅に省いてあります。注意してご使用ください。
通信コンポーネントには千々岩幸治さん作の「Delphi4用 RS-232C 通信コンポーネントVer2.3」を使わせて頂きました。